悲しき君は、手のひらから零れ落ちて。

ここにある綺麗な世界を離れ
向こうの地獄を理想郷と讃え
そこに向かう姿勢を見せる
悲しき君。
 
彼方にある陽炎の揺らめき見つめ
頬に涙を伝わせながら走りつつ
消えゆく音の寒さに包まれる
悲しき君。
 
いつから、君はここを離れ
いつから、君は心を閉ざし
君は、君を捨てたのか。
 
自分を支える我が抜かれ
君は消えるようにして
地球の手のひらから零れ落ちてしまった。
 
ただ、地球はくるくるとまわり続ける。


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